九州大学アジア・オセアニア研究教育機構 九州大学 アジアウィーク 2026

Program/Schedule プログラム/スケジュール

10/24(土)
Q-AOSクラスター・モジュール特別企画

13:30 ~18:30

健康クラスター 中間報告会 ― アジアから世界の健康を考える ―[英]

実施責任者:横田 文彦

日時 10/24 (土) 13:30 ~18:30

会場 ONLINE+会場 九州大学 馬出病院キャンパス(薬学研究院・会議室/オンライン併用)

10/27(火)
関連企画

09:00 ~12:00

UQ-KUプロジェクトによる教育・研究活動(仮題)[日]

実施責任者:安田 和弘

全学の活動として展開しているQU-KUプロジェクトの活動と展開を報告・議論する。新たに短期留学派遣に参加した部局の報告、参加学生の報告、共同研究活動の紹介、などの後さらなる活動の展開に向けて自由討論を行う。

日時 10/27 (火) 09:00 ~12:00

会場 伊都キャンパス

11/02(月)
Q-AOSクラスター・モジュール特別企画

00:00 ~23:30

Community Right-based Management of Water and Forest in Southeast Asia: Interplay of Institutions and Multi-Actor Involvement[日/英]

実施責任者:百村 帝彦

タイでは2018年に水資源法、2019年にコミュニティ林法が制定された。タイ憲法は、コミュニティが自然資源を管理・利用する権利、および法律に定める手続に従って関連事業に参加する権利を保障してきたが、これを実際に機能させる法的枠組みは、両法の制定まで整備されていなかった。 コミュニティを基盤とする自然資源管理(CBNRM)は世界的に広がりを見せる一方、その手法と課題は地域によって大きく異なる。タイの二法は、憲法上の権利を具体的な制度として運用する試みであり、その施行過程は、①コミュニティの権利の内容と法的性質、②新たな法制度に内在しうる実施上の障害、③参加を実効化する枠組みとルール——とりわけローカル・ルール形成の具体的方策——という論点を提起している。 本ワークショップは、法学・政策学・社会学等を専門とするタイ・日本の研究者が、法令および下位規則の分析と、行政機関・NGO・地域コミュニティへの聞き取りを踏まえて得た知見を持ち寄り、これらの論点を検討する場である。議論の射程はタイ国内にとどまらず、近隣国の経験、およびメコン河流域における統合的水管理の視点を含む。研究者・行政実務者・市民社会の対話を通じて、持続可能な自然資源管理と、資源をめぐる紛争の解決に資する論点を共有することを目的とする。

日時 11/02 (月) 00:00 ~23:30

会場 ONLINE+会場 タマサート大学会議室@バンコク

11/03(火)
Q-AOS SDGs特別企画

09:30 ~13:00

ソウル国立大学連携セミナー:農村近郊地域における多機能性転換と都市農村連携[日本語(一部英語)]

実施責任者:田中 俊徳

本セミナーでは、韓国の楊平郡と日本の糸島市を対象とした共同研究プロジェクトの初期研究成果を報告する。都市農村交流に関わる施設・団体へのインタビュー調査を中心に、現地調査の結果を踏まえながら、農村近郊地域の開発特性、および農村の多機能性と都市農村交流を結びつける活動の特徴を把握・比較する。また、システムダイナミクス(SD)を活用した今後の研究方向についても紹介し、韓日共同研究者間での意見交換を行う。

日時 11/03 (火) 09:30 ~13:00

会場 伊都キャンパス 伊都ゲストハウス 多目的ホール・会議室・和室

11/04(水)
関連企画

00:00 ~23:30

29th Asian Natural Products Conference[英]

実施責任者:清水 邦義

天然素材ならびに関連分野に関連するオンライン国際会議

日時 11/04 (水) 00:00 ~23:30

会場 ONLINEのみ

Q-AOSクラスター・モジュール特別企画

09:00 ~12:00

The History and Future of Collaboration Between Thailand and Kyushu University: Utilization of Biological Resources and Human Health(仮題)[英]

実施責任者:土居 克実

九州大学は過去に多くのタイ人留学生や研究者を受け入れ、交流を深めて互いに進歩してきた。近年、タイからの留学生数は九州大学全体の概ね1.4〜2.4%前後で推移しており、安定しているものの、増加傾向にはない。一方、タイはさまざまな分野で発展し、東南アジアのリーダーとしての地位を確立している。科学・医療分野でもタイの技術進歩は目覚ましく、他方、熱帯地域の多様な生物資源を有していることから、これまでの九州大学とタイ国との交流を振り返り、未来に向けた取り組みを探る。この目的から、カセサート大学等からの本学留学生の他、シーナカリンウィロート大学教員・学生、タイ王国 内閣科学技術省タイ国立科学技術開発庁(NSTDA)の研究員を招聘し、研究動向や将来構想を講演してもらう。さらに、九大教員や学生とのフリーディスカッションを通じて、今後の交流を発展させ、新たなタイ留学生獲得に向けた試みを実施することを目的とする。

日時 11/04 (水) 09:00 ~12:00

会場 ONLINE+会場

Q-AOSクラスター・モジュール特別企画

13:00 ~17:00

アジアにおける食・社会環境・健康の連関と腸内細菌叢[日/英]

実施責任者:中山 二郎

「食腸育」モジュールでは、アジアの多様な食が腸内細菌叢を介して宿主の健康に与える影響について調査を展開している。そこで、本シンポジウムでは、食文化を中心に、アジア各地の生活環境について様々な情報をお持ちの講師を他モジュールや他大学からも招待し、アジア人を取り巻く今日の生活環境について広く情報交換する場とし、今後の、アジアにおける食腸育活動をさらに活性化させる機会としたい。

日時 11/04 (水) 13:00 ~17:00

会場 ONLINE+会場

Q-AOSクラスター・モジュール特別企画

13:00 ~17:00

未定(産業クラスター シンポジウム)[英]

実施責任者:キム シューマッハ

未定

日時 11/04 (水) 13:00 ~17:00

会場 ONLINE+会場

Q-AOS SDGs特別企画

15:00 ~15:30

Clear Vision, Brighter Futures: How VisionSpring is Scaling Social Impact and Driving the SDGs across Bangladesh and Beyond. (Tentative)[英]

実施責任者:Nuren Abedin

This 60-minute virtual webinar, titled "Clear Vision, Brighter Futures: How VisionSpring is Scaling Social Impact and Driving the SDGs across Bangladesh and Beyond," is organized as part of Kyushu University’s Q-AOS Asia Week 2026 SDGs Webinar Series and will be hosted and moderated by Dr. Nuren Abedin. Featuring guest speaker Ms. Misha Mahjabeen, Country Director for Bangladesh at VisionSpring, the session highlights VisionSpring’s extraordinary global journey from a pioneering social enterprise into a powerhouse that has transformed millions of lives through affordable eyeglasses. A 30-minute keynote lecture by Ms. Mahjabeen will be there to discuss VisionSpring's boots-on-the-ground execution and community empowerment models in Bangladesh and around the globe, showcasing how addressing uncorrected blurry vision directly intersects with poverty alleviation, economic productivity, and global Sustainable Development Goals. For attending students, this lecture provides an invaluable benefit by bridging abstract academic theories of sustainable development with real-world social entrepreneurship, challenging them to think critically about how localized public health initiatives can be scaled systematically to drive global impact.

日時 11/04 (水) 15:00 ~15:30

会場 ONLINEのみ Zoom

11/04(水)-
11/05(木)
関連企画

11/04 00:00 ~11/05 00:00

The 2026 Workshop on Interdisciplinary Sciences (WIS2026)[英]

実施責任者:Ta Viet Ton

The Workshop on Interdisciplinary Sciences (WIS) is an annual international event hosted by Kyushu University in Fukuoka, Japan. Since its inception in October 2019, WIS has served as a dynamic platform connecting current researchers and students at Kyushu University with Kyudai alumni active worldwide. To foster deeper international ties, the workshop is frequently co-hosted by overseas institutions that share a Memorandum of Understanding (MOU) with Kyushu University (such as partner universities in Vietnam and South Korea). However, participation is not restricted to those affiliated with Kyushu University; the event regularly features invited talks from renowned global scholars and warmly welcomes new participants from all backgrounds. Past events (examples): WIS2025: https://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/ta/wis2025.html WIS2023: https://www.agr.kyushu-u.ac.jp/lab/ta/wis2023.html Continuing this tradition, WIS2026 aims to provide a vibrant venue for international scientific exchange. While the workshop embraces all research fields, it places a special focus on Data Science, Environmental Sciences, and Life Sciences. In addition to the academic presentations, the program will feature a dedicated networking session where representatives from various international student associations at Kyushu University can introduce their organizations and ongoing activities.

日時 11/04 00:00 ~ 11/05 00:00

会場 ONLINE+会場 椎木講堂第4・5講義室

11/05(木)
Q-AOSクラスター・モジュール特別企画

00:00 ~23:30

ユーラシア大陸における生業と地域の環境と景観変化[英]

実施責任者:藤岡 悠一郎、渡部 哲史

本企画では,日本からバルカン半島周辺までのユーラシア大陸を射程として、景観変化を軸に自然環境と人間社会との関係の変化を地域間で比較しながら近年の課題や現状等を理解するためのワークショップ「ユーラシア大陸における生業と地域の環境と景観」を開催する。本ワークショップでは,北マケドニアの大学から農業生態学・持続可能な農業を専門とする研究者を招き,有機農業や作物管理,防風林による農業景観の保全に関する基調講演を依頼する。また,韓国・全南研究院から植生景観と島嶼部の気候・生態を専門とする研究者を招聘する。国内からは,歴史地理学を専門としGISを用いた景観復元を行っている徳島大学の研究者が参加し,九州大学からも民族植物学・生業景観,および水循環と気候変動・生物多様性をそれぞれ専門とする研究者とコミュニティ林業の制度的課題を研究するミャンマー人大学院生,対馬における伝統農法と在来知の関係を研究する大学院生が加わる。

日時 11/05 (木) 00:00 ~23:30

会場 ONLINE+会場

Q-AOS SDGs特別企画

10:00 ~12:00

グローバルキャリアセミナー2026 〜国際協力への道〜[英]

実施責任者:若林 真美、里村 和歌子、肥後 裕輝

多様な考えや価値観に触れながら、自らのキャリアを構築することを目的として、特に国際機関等の国際協力分野で活躍することを目指す学生がロールモデルを得る機会にする。本セミナーは特に留学生をターゲットに行うため、英語での開催とする。国籍に寄らないキャリアの道としての国際機関等で国際協力に携わっている方を迎え、様々な国際協力分野への道を紹介する。

日時 11/05 (木) 10:00 ~12:00

会場 伊都キャンパス 伊都ゲストハウス 多目的ホール・会議室・和室

Q-AOSクラスター・モジュール特別企画

13:00 ~16:00

アジアの入試不正対策を考える--映画『バッドジーニアス 危険な天才たち』(2017)の視聴体験[日本語、タイ語(日本語字幕付き)]

実施責任者:木村 拓也

アジアの入試不正対策に対する研究を紹介した上で、カンニングに関する大ヒット映画『バッドジーニアス 危険な天才たち』(2017)の上映を行う。

日時 11/05 (木) 13:00 ~16:00

会場 伊都キャンパス

Q-AOS SDGs特別企画

14:00 ~16:00

Earth & Thread: Materialities in Textile and Clay[英]

実施責任者:セラチュキ フロレス エロイザ

Textiles and ceramics sit at the very foundation of human cultures, in which both fibre textiles and clay are direct products of the Earth, both requiring deliberate care and lengthy processes of manipulation before they can be utilised. Historically, the two media have been intimately linked, with archaeological textile evidence frequently surviving as impressions left in ceramics, including patterns and microscopic fibres embedded within the clay. Grounded by the philosophical framework of Feminist New Materiality, the workshop is contextualised within the global Textile Cartographies Movement, which uses small textile squares for social and environmental storytelling. The session is designed to honour the Earth and the ancestors who, throughout the ages, shared narratives of resilience through simple, craft-made daily objects made from textile and clay. This workshop challenges boundaries by asking: What if we draw inspiration from both media to create a unified square for the Textile Cartographies project?

日時 11/05 (木) 14:00 ~16:00

会場 大橋キャンパスマルチメディア・ビルディング・スタジオ201

関連企画

18:30 ~20:30

報復なのか改革なのか:最近の韓国における裁判所・検察関連立法に対する評価[日]

実施責任者:九州大学 韓国研究センター(出水 薫)

韓国の司法の現在を、日本の弁護士とともに考えることで、日韓の司法交流の一助とし、アジアウィークの趣旨にそったものとする。

日時 11/05 (木) 18:30 ~20:30

会場 西南学院大学講義室

11/06(金)
Q-AOS SDGs特別企画

13:00 ~17:00

メコン地域における人文社会系研究シンポジウム[日/英]

実施責任者:錢 琨

昨年度の開催に引き続き,メコン川地域(中国西南部,ラオス,タイ,カンボジア,ベトナム)などの国や地域で人文社会系各分野のフィールド研究者を招き,研究シンポジウムを開催する。この地域でのフィールド研究を主軸とした外部研究資金申請のチームづくりにもつながる。

日時 11/06 (金) 13:00 ~17:00

会場 ONLINE+会場 稲盛ホールほか(ハイブリッド)

Q-AOS SDGs特別企画

13:00 ~15:30

ドッグセラピー&キャンパス・ウェルビーイング[日/英]

実施責任者:菊地 君与

ワンヘルスの視点から、人と動物の健康やウェルビーイングについて考えるイベントです。日本・タイ・フィリピンにおけるドッグセラピーや動物介在活動の取り組みを紹介し、各国からの発表とパネルディスカッションを行います。後半には、セラピードッグとのふれあい体験や参加者同士のグループディスカッションも実施します。

日時 11/06 (金) 13:00 ~15:30

会場 伊都キャンパス センター2号館2209、2210教室

Q-AOS SDGs特別企画

13:00 ~15:00

マニラのスラムに生きる知恵ー 盗電・土地・労働の現場からー[日]

実施責任者:味志 優

フィリピンをはじめとするグローバルサウスの都市では、貧困層はこれまで、土地の不法占拠や盗電といった公式の制度に組み込まれないインフォーマルな手段によって、生活の基盤を築いてきた。こうした活動は国家によって黙認されることも少なくなかったが、近年では都市開発や治安維持などを理由に、各国で取り締まりが強化されつつある。本セミナーでは、マニラ首都圏のスラム地域で長年フィールドワークを行ってきた宮川慎司氏(東京大学大学院総合文化研究科・特任助教)を招き、法律や制度から外れた形で生活してきた都市貧困層が、こうした取り締まりの強化の中でどのように生活の基盤を築いているのかについてご講演いただく。あわせて企画者(味志・九州大学)より、アフリカ・タンザニア農村における類似の事例(票の売買と汚職)を簡単に紹介し、地域を超えた視点から、ルールの順守と逸脱の間で人々がどう生き抜いているかを参加者とともに考える機会とする。

日時 11/06 (金) 13:00 ~15:00

会場 ONLINE+会場 パブリック1号館 213共通ゼミ室

Q-AOS SDGs特別企画

13:00 ~14:00

Q-AOS SDGs Webinar Series (Asia Week 2026) Sustainability Measurement and Management: Bridging Environmental Goals with Corporate Accountability[英]

実施責任者:Nuren Abedin

This 60-minute Zoom webinar, part of Kyushu University's Q-AOS Asia Week 2026 SDGs Webinar Series , features Dr. Md Tapan Mahmud, with Dr. Nuren Abedin hosting. Dr. Mahmud's 40-minute keynote lecture, "Beyond the Numbers: Impact Accounting, ESG Disclosures, and Sustainability Governance ," explores how accounting functions as a social science to measure and manage environmental indicators. The session covers ESG frameworks, integrated reporting, and theoretical lenses like Legitimacy Theory to address challenges like greenwashing. It concludes with a 5-minute moderator discussion and a 10-minute audience Q&A. # Key Learning Benefits for Attending Students or audinence: •⁠ ⁠*Interdisciplinary Synthesis:* Understand how corporate accounting directly translates into real-world environmental policy and social metrics. •⁠ ⁠*Methodological Toolkit:* Learn how qualitative-conceptual research, content analysis of ESG reports, and stakeholder management are applied in modern scientific literature. •⁠ ⁠*Career Readiness:* Gain insight into the evolving global regulatory landscape (IR, CSR, and ESG compliance) which is becoming a top-tier demand for future environmental and social science professionals.

日時 11/06 (金) 13:00 ~14:00

会場 ONLINEのみ Zoom

関連企画

14:00 ~16:00

コーヒーで旅するトルコ(仮)[日本語(一部英語)]

実施責任者:九州大学国際戦略企画室(仮)

日時 11/06 (金) 14:00 ~16:00

会場 伊都キャンパス 伊都ゲストハウス多目的ホールほか(仮)

Q-AOSクラスター・モジュール特別企画

15:00 ~16:30

Recent Developments of the Portable Health Clinic (PHC) Activities in Global Health Initiatives[英]

実施責任者:イスラム ラフイクル

This annual event will invite all overseas research partners of the PHC team to discuss the latest developments in the PHC activities.

日時 11/06 (金) 15:00 ~16:30

会場 病院キャンパス TEMDEC会議室

Q-AOS SDGs特別企画

16:30 ~20:00

異文化で医療を考える-ラオ・フレンズ小児病院の取り組みから[日]

実施責任者:徳安 祐子

ラオスのように経済基盤が脆弱な国では、国際援助は国家運営において重要な役割を果たしている。とりわけ医療協力は、人々の健康や生命に直接関わるものであり、地域によっては文字どおり人々の命綱となっている。一方、文化人類学・医療人類学では、医療援助と現地社会の文化や価値観との関係が重要な研究テーマとして論じられてきた。現地社会の文脈から医療実践を理解し、文化を相対化する視点は、異文化における医療を考えるうえで欠かせない。 では、異文化のなかで医療を実践するとは、どのようなことなのだろうか。ラオ・フレンズ小児病院でアウトリーチディレクターを務める看護師の赤尾和美氏は、「ラオスの子どもたちを救いたい」という思いから長年小児医療に携わってきた。そのなかで、重篤な状態にある子どもを家族が病院から村へ連れ帰ってしまうという出来事にたびたび直面した。赤尾氏はその経験をもとに大学院修士課程で研究を行い、人々の生命観や価値観の違いが医療行動に大きな影響を与えていることを明らかにした。この研究は、医療現場で生じる葛藤を丹念な調査によって描き出した点で、文化人類学的にも大きな意義をもつ。しかし、その理由を理解した後も、赤尾氏は医療者として日々子どもたちの治療に向き合い続けている。 私たちは、その実践から何を学ぶことができるのだろうか。異文化のなかで医療を実践するとは何か。本講演では、赤尾氏の経験を手がかりに、この問いについて参加者の皆さんとともに考えたい。 当日は、まず赤尾和美氏(特定非営利活動法人フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN代表、Lao Friends Hospital for Children アウトリーチディレクター)にご講演いただく。続いて、ラオ・フレンズ小児病院を訪問した九州大学熱帯医学研究会の学生による報告、および同病院で学生実習を実施している嶋沢恭子氏(大手前大学国際看護学部・大学院国際看護学研究科教授)からコメントをいただく(以上はハイブリッド形式で実施予定)。その後はクローズドセッションとし、学生を中心に、赤尾氏、嶋沢氏を交えた座談会を行う予定である。なお、ラオ・フレンズ小児病院で実習中の大手前大学の学生もオンラインで参加する予定である。

日時 11/06 (金) 16:30 ~20:00

会場 ONLINE+会場 会場:医学部百年講堂(ハイブリッド開催)

11/07(土)
関連企画

13:00 ~17:00

THE ACADEMY OF KOREAN STUDIES研究助成事業「Trans-Asian Modernism: Movements in East Asian Avant-Garde」研究会[英]

実施責任者:九州大学 韓国研究センター(波潟 剛)

THE ACADEMY OF KOREAN STUDIES研究助成事業「Trans-Asian Modernism: Movements in East Asian Avant-Garde」研究会

日時 11/07 (土) 13:00 ~17:00

会場 伊都キャンパス 日本ジョナサン・KS・チョイ文化館 中山ホール

Q-AOSクラスター・モジュール特別企画

15:00 ~17:15

誰もが生きやすい社会はどのようにつくれるのか? ——ケア・立場性・脱植民地主義[日]

実施責任者:里村 和歌子

【企画趣旨】 「誰もが生きやすい社会をつくる」——これは九州大学Q-AOS社会クラスターが掲げるミッションである。しかし、このミッションを本当に実現するためには、何が必要だろうか。 ケアの思想は、傷つきやすさを抱えたすべての人に向けられているはずだ。だとすれば、これまで声を届けることが難しかった人々の言葉に、私たちはどれだけ耳を傾けてきただろうか。そして「私たち」と言うとき、研究者もまた例外ではない。誰かの声を聞こうとする者も、自らの立場性、すなわち、どこに立ち、何が見えていて、何が見えていないかを問われている。 本シンポジウムでは、文化人類学、そしてアイヌの視点から問い続ける石原真衣氏、現象学的ケア論・現象学的質的研究の第一人者である村上靖彦氏をお招きし、社会クラスターの研究者とともに、聞くこと、応答すること、沈黙を受け取ることについて考える場を設ける。 【開会挨拶】 木村拓也(九州大学人間環境学研究院教授、Q-AOS社会クラスター長) 【司会】 錢 琨(九州大学Q-AOS准教授、Q-AOS副社会クラスター長) 【プログラム】 15:00–15:10 開会挨拶・趣旨説明 木村拓也(社会クラスター長)、里村和歌子 15:10–15:30 第1部「問いを差し出す」 藤岡悠一郎(九州大学比較社会文化研究院准教授、地域の未来モジュール長)・徳安祐子(九州大学人間環境学研究院/ Q-AOS学術研究員)(各10分) 15:30–16:40 第2部 対談「ケアと脱植民地主義の交差」(70分) 石原真衣 × 村上靖彦  ファシリテーター:里村和歌子 16:40–17:10 第3部「応答」 藤岡悠一郎・徳安祐子(各5分)+質問紙からの質問+司会まとめ 17:10–17:15 閉会

日時 11/07 (土) 15:00 ~17:15

会場 JR博多シティ会議室 中会議室

Q-AOS SDGs特別企画

16:30 ~18:00

ヴァンデニッポン[英]

実施責任者:横田 文彦

This event will be sharing Indian dance, music, and culture.

日時 11/07 (土) 16:30 ~18:00

会場 伊都キャンパス 伊都ゲストハウス 多目的ホール・会議室・和室

11/07(土)-
11/08(日)
Q-AOS SDGs特別企画

11/07 08:00 ~11/08 21:00

Textile Cartographies―語りを紡ぐ社会参加[英語/日本語/中国語/ポルトガル語]

実施責任者:セラチュキ フロレス エロイザ

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はじめに:Textile Cartographies Movement 2026年6月現在、22か国から10,000人を超える参加者、そして36以上のグループが、Textile Cartographies Movement(TCM)に参加しています。各グループには、博物館、美術館、学校、大学、文化施設、社会福祉・医療機関、NPOなどのコーディネーターが関わっています。TCMは、2022年に始まった、穏やかな対話と語り、そしてアートを基盤とした参加型プロジェクトです。 TCMでは、参加するコミュニティや個人が、10×10センチメートルのシンプルでありながら意味のある布の小片を通して、環境、気候、社会正義について考えることを促します。これらの布片は、参加するコミュニティへ贈り物として届けられます。地域のグループやコミュニティが、それぞれの物語を布片に縫い込むことで、その布片は物理的に場所から場所へと旅をしながら、世界的なネットワークの一部となっていきます。 これらの布片は、人と人とのつながり、レジリエンス、そして相互理解を育みます。同時に、さまざまな人々の生存の物語、文化的遺産、そして地球や社会に対する思いを伝え、距離や時間を超えて、人々と課題を「いま、ここ」に結びつけます。これらの布片は、いわゆる「境界オブジェクト(boundary objects)」として機能し、それらが制作され、展示され、あるいは大切に保管される場所ごとに、新たな物語や地図を生み出していきます。 現在も継続している国際的なアートベースのプロジェクトであるTextile Cartographiesは、アジアおよび国際的な文化・研究交流の促進を目指す、九州大学 Asia Week 2026の趣旨とも合致するものです。本プロジェクトは、共同制作としてのクラフトと参加型の方法論が、水平的な文化交流を促進し、現代の地域の物語を記録するためにどのように機能し得るかを示しています。 本講演では、TCMを「新しいフェミニスト・マテリアリティ(New Feminist Materiality)」を通したソーシャルデザインという観点から位置づけます。すなわち、TCMを、社会における権力関係を再交渉し、草の根レベルでのコミュニティの形成・促進を支える、構造化された包摂的な参加の実践として捉えます。 また、TCMの展示と併設して、22か国から集まった布片を紹介する、誰でも自由に参加できるウォークイン形式のワークショップを開催します。このワークショップでは、視覚的な物語を通じて、参加者や来場者がそれぞれの物語を直接受け取ることができます。これは、言葉を介さない、初期段階の文化交流の試みとなります。 枠組みと価値 「新しいフェミニスト・マテリアリティ」の思想的視座から、本講演では、国際的な取り組みであるTCMの発案者であるDr T. Torres de EçaとDr A. Saldanhaを招き、TCMがいかにして有機的かつ反復的に発展し、今日の影響力あるアートベースの社会運動へと成長してきたのかについて論じます。 講演では、幅広いアートベースの実践を紹介しながら、個人、グループ、そしてコミュニティが、それぞれの社会的・文化的文脈に合わせて、この方法論をどのように適応させてきたのかを示します。 同時に、本プロジェクト全体に組み込まれている批判的キュレーション実践の重要な役割についても明らかにします。そこでは、質的探究に基づき、自然、人間がつくり出した文化、分配されるエージェンシー(行為主体性)、そして特権的な関係性の相互作用に注意を払いながら、プロジェクトの実践が展開されています。

日時 11/07 08:00 ~ 11/08 21:00

会場 福岡市美術館ワークショップルーム

特設サイトへ

11/27(金)
Q-AOS SDGs特別企画

17:30 ~20:40

ユリー・カスパリャン:ソビエト連邦におけるロック音楽[英語/ロシア語(同時通訳)、日本語(自動テキスト翻訳)]

実施責任者:セラチュキ フロレス エロイザ

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メインスピーカー:ユリー・カスパリャン メインスピーカーとして、旧ソ連のロックバンド「Kino(キノー)」のギタリスト、ユリー・カスパリャン氏を招きます。カスパリャン氏は、ソ連を代表する著名なミュージシャンの一人であり、リードボーカルのヴィクトル・ツォイ(1990年に惜しまれながら逝去)とともに、ソ連のロックバンドKinoでギターを担当しました。 カスパリャン氏は現在もロシア、東欧、中央アジア諸国、そして韓国において非常に高い知名度と影響力を持っています。近年行われた彼のバンドのコンサートでは、7万人を超える観客を集めるなど、現在においてもその音楽と活動は幅広い世代に支持されています。 本イベントでは、ラシッド・ヌグマノフ監督による短編映画『Ya-Hha!』(1986年)を上映します。同作品にはヴィクトル・ツォイとカスパリャン氏本人が出演しており、監督のラシッド・ヌグマノフ氏は、昨年度の九州大学 Asia Weekに招へいされたゲストでもあります。 映画上映後には、カスパリャン氏へのインタビュー(1時間)を行い、その後、一般参加者を対象としたオープンQ&Aセッション(1時間)を実施します。 インタビューでは、ソ連における文化的抑圧の時代にロックミュージシャンとして活動した経験について伺います。また、ロック音楽が当時どのように人々のコミュニティ形成を支えたのか、そして、そのような社会的・文化的環境が当時のミュージシャンやコミュニティのウェルビーイングにどのような影響を及ぼしたのかについても掘り下げます。 さらに、カスパリャン氏自身の音楽活動やキャリアを振り返るとともに、その活動における日本文化の影響についても議論します。 本イベントは一般公開とし、英語およびロシア語で実施します。通訳を配置するとともに、日本語については自動テキスト翻訳を活用する予定です。 なお、本イベントは、カスパリャン氏が英語で公開インタビューおよびオープンQ&Aを行う初めての機会となる予定です。この点においても、本イベントは、研究者・学生を含む学術コミュニティだけでなく、一般参加者にとっても大きな意義と価値を持つものとなります。

日時 11/27 (金) 17:30 ~20:40

会場 福岡市美術館

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